2016年G20開催地である杭州の紹介

G20は“Group of Twenty”の略で、主要国首脳会議(G8)に参加する8か国、欧州連合(EU)、新興経済国11か国の計20か国・地域からなるグループです。G20の20か国・地域(EU加盟国を含む)の国内総生産(GDP)を合計すると、世界のGDPの90%ほどを占め、貿易総額は世界の80%です。また加盟国の総人口は世界の3分の2ほどになります。

2016年のG20サミットは9月4日、5日に中国の杭州で開催する予定です。

中国の習国家主席はかつて浙江省の党委書記などを務め、杭州はそのゆかりの地として中国国内では有名ですが、世界にはまだそれほど知られていません。ここで簡単に紹介したいと思います。

杭州は中国の東南部にある、浙江省の首府です。面積が16596 km²、2016年には人口は900万人近くに至りました。中国八大古都の一であり、国家歴史文化名城に指定されています。五代呉越国と南宋、二つの王朝の都として、悠久な歴史を持つ杭州は昔から「天上には極楽があり、地上には蘇州、杭州がある」の賛美を浴びています。13世紀のイタリア冒険家マルコ・ポーロも杭州を絶賛しました。杭州は風景名勝がたくさんあり、その中でも西湖と京杭大運河は世界遺産にも登録されています。

杭州は中国の中でも特に経済成長が著しく、注目を浴びています。長年に渡り世界銀行から「中国全体投資環境最優秀都市」1位と評され、雑誌『フォーブス』では「中国大陸最優秀商業都市」1位、「中国で最も幸福感のある都市」、「中国電子商務都市」、「国連ハビタット賞」などに評されました。アリババ(Alibaba)と、ボルボを買収したことでも話題になった中国車メーカー吉利汽車(ジーリー、Geely Automobile)の本部も杭州にあります。2011年の杭州市の市内総生産は7012億元であり、中国の都市では第8位です。華東では上海市蘇州市に次ぐ第3位です。

G20サミットをきっかけに、杭州は世界に向けて、さらに名を売り込もうとしています。2016年G20サミットの後、2018年世界短水路選手権、2022年アジア競技大会も杭州で開催される予定です。杭州今後の更なる発展が期待されています。