翻訳発注者なら知っておきたい言語の基本

翻訳会社のルックです。

翻訳を発注する立場の皆さま。
依頼した翻訳の品質を、どうやって確かめていますか?

自ら読める言語であれば読んで判断することもできますが、全く読めない言語を依頼することも多いですよね。
知らない言語を知らないなりにチェックしようとして、数字や約物、表記表現の違いに戸惑いを感じたこともあるのではないでしょうか。

翻訳発注者は自分で翻訳ができる必要はありませんが、その言語に対する基礎知識ぐらいは身につけておくと安心です。

そんな言語の基礎知識を簡単に教えてくれるのが、Wikipedia・・・・・・ではなく、Microsoftの「ランゲージポータル」というサイトです。
(Wikipediaは情報が多くて、仕事で使うには機能的ではないと思います)

Microsoftランゲージポータル

このサイトは、WindowsなどMicrosoft製品に使われている用語や用法を、翻訳者やシステム開発者が参照するために利用されています。
Microsoft自身が運営しているだけあって、あらゆる言語を網羅しており、かつ更新も頻繁になされています。

翻訳者が主に使うのは用語集ですが、翻訳発注者として目を通していただきたいのはスタイルガイドの方です。
この中には、その言語における文字種、日付・時間の表現、数値表現、索引作成時の語順など、様々な言語特性について簡潔にまとめられています。
スタイルガイド自体は英語で書かれていますが、文章量としてはそれほど多くないので難しくないと思います。

また、翻訳時の文例も豊富で、良い例だけでなく悪い例も載っているので参考になります。日本語の例で言うと、

It is easy to use for beginners as well.
良い例: 初心者の方にも簡単にお使いいただけます。
悪い例: 初心者でも簡単に使えます。

Move the dialog box when the cell is not visible.
良い例: セルが見えないときは、ダイアログ ボックスを移動します。
悪い例: セルが見えないときは、ダイアログ ボックスを移動させます。

と言った具合です。どこが悪いか、おわかりでしょうか?

言語特性なんて翻訳者が理解しておけばいい、と思われるかもしれません。
でも、訳文を故意に傷つける(翻訳者の間違いと思い込んで改悪してしまう)ことがないようにするためにも、基礎的な知識は必要だと思います。

とは言え、勉強ではないので、難しく考える必要はありません。言語トリビアのつもりで読んでみてはいかがでしょうか。

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