翻訳してコピーまでしてくれる複合機

翻訳会社のルックです。

Xeroxから紙を入れると、その内容を認識して翻訳してコピーまでしてくれる複合機が登場しました。

http://www.office.xerox.com/software-solutions/xerox-easy-translator-service/enus.html

このような製品が万人に必要かどうかには疑問もありますが、少なからず必要な場合もあるかも知れません。
正確にはこの機能を提供しているのは複合機本体ではなく、Xerox Easy Translator Serviceというクラウドサービスです。もちろんこの機能は、紙にあるものだけを翻訳してコピーするだけではなく、iPhoneやAndroidにある内容を送ることも、写真の文字を翻訳してくれることもできるようです。
2016年3月時点では、30回までは無料で、それ以降は10回の翻訳毎に10ドルが課金されるフリーミアムモデルのようです(100ページに50ドルのプランもあります)。また、もっと多く翻訳が必要な場合は、プリペイドで5000ドルを先にかけておいて、10万ページを翻訳できるプログラムもあります。

面白いのは、機械翻訳では心もとない、と感じるユーザーに対して、人力翻訳のオプションを用意している点です。一文字10セントなので少々高い感じもしますが、機械的に翻訳するより正確で早い、とのことです。

このように機械翻訳と人力翻訳のハイブリッドサービスを提供する企業はいくつかありますが、翻訳者の立場から言うと、機械翻訳されたものを(原文と見比べながら)書き直す作業はかなり辛く、最初から人力で翻訳するほうが幾分ましなことが多いです(このサービスが機械翻訳されたものを人間が再翻訳するサービスなのか、部分的に人間が新規翻訳するサービスなのかどうかはわかりませんが)。

OCRの性能や機械翻訳の正確性にもよりますが、人工知能のアルファ碁(Alpha GO)が囲碁で人間に勝ち越した現在においても、思考と認識の枠である言語までを征服することはまだ難しく、時期早々なのでしょうか?それでも、近い未来には人工知能によって、言語の壁が壊されるかも知れません。

このサービスは、2016年4月頃にサービス開始の予定です。今のところ用意されている言語は37か国語で、日本語も含まれています。

秋葉原・岩本町の翻訳会社ルック

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